土地活用の方式
土地活用には様々な事業方式があります。
土地活用にとって大事なことは、所有する土地に合った活用方法を見つけることです。 そして、その方法にあった事業方式を探しましょう。誰が建物を建てて、誰が運営するのかを決める必要があります。それぞれの事業形態により大きく異なりますので、それぞれの特徴を見てましょう。ここでは、代表的な５つの事業方式をご紹介します。
事業受託方式
事業受託方式は、初めての方にも安心できる最もポピュラーな方式です。土地の所有者から依頼を受けた会社が、事業パートナーとなり、土地診断や企画立案から、管理、運営に関わる全ての業務を総合的に請け負うシステムです。もちろん、事業収支計画や、施工、完成後の運営管理すべてをトータルで行ってくれますので、事業ノウハウが無くても、しっかりとサポートしてくれます。
定期借地方式
所有している土地を何かに活用したいが、自己資金や借入金は一切使いたくないという方におすすめの方式です。 定期借地方式とは、あらかじめ定められた期間付きの土地を貸すことです。期間が終了すると、貸した土地は更地となり返還されます。土地所有者は、保証金や一定の地代を得ることができますし、また、土地を所有したまま活用することができます。この定期借地権には「一般定期借地権」、「建物譲渡特約付借地権」、「事業用借地権」の３つの方式があります。
土地信託方式
土地信託方式とは、信託銀行に土地の運用を行ってもらう方式です。信託銀行が、土地や建物の管理、運営を行います。また、資金調達や、建物の建設、賃貸分譲なども行ってくれます。その実績に基づいて、土地所有者は配当金を受け取ることができます。その場合、契約期間中は、形式的に土地の名義が信託銀行に移ります。
等価交換方式
等価交換方式とは、所有する土地を全てデベロッパーという開発業者に土地を譲渡する方式です。譲渡した土地に新しい建物が完成後、建物の区分を行い、同じ価値分を譲り受けることができます。土地の一部をデベロッパーに譲渡する「部分譲渡方式」と、全部の土地を譲渡する「全部譲渡方式」があります。 土地の等価分の部屋を交換する形となるため、等価交換と呼びます。 この場合、簡単に言うとぶつぶつ交換のようなものですから、お金が直接動くことはありません。税法上では、いったん土地を売り、その同じ価値分のマンションを買ったとみなされます。
土地売却方式
土地売却方式とは、負担となる土地を売却することで、資産バランスを整える方式です。売却した場合、その土地に見合った分の収入を得ることができます。その得た収入で、新たな貯蓄や投資運用に活用することができます。
pickup
Last update:2017/7/12